映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「特捜部Q 檻の中の女」感想

特捜部Q 檻の中の女、みた。傑作!デンマーク版「相棒」の趣。特に初期のイメージに近い。窓際部署の二人が未解決事件に挑む。それぞれが心に傷を負っている。どうしようもない不幸の連鎖の果てに差す希望の光。ただ事件を解決するだけでなく「救い」がある…

「ブギーナイツ」感想

ブギーナイツ、みた。70年代ポルノ業界の光と影を描く。初々しく生意気なM・ウォルバーグが最高。PTA作品は調子に乗った人間がとにかく痛い目にあうから好き。ジョン・C・ライリーにF・シーモア・ホフマン、ウィリアム・H・メイシーなど一癖も二癖もある脇役…

「五億円のじんせい」感想(ツイッターより再掲)

五億円のじんせい、みた。募金によって救われた人生に重荷を感じた望来は「旅」にでる。感動の消費、善意は絶対という空気…現代社会に批判の目を向けつつ、それでも温かく、しあわせな気持ちになれるのは、この世界はまだやさしさにあふれていると思えるから…

「卓球温泉」感想(ツイッターより再掲)

卓球温泉、みた。ラジオで焚きつけられて家出した専業主婦が、訪れた先の温泉街を変えていく。ウェルメイドな人情コメディ。心が疲れたら、まずは温泉に浸かろう。永遠に終わらないラリーに、男と女の未来と、夫婦の築きあげてきた愛を見る。汗だくで息切ら…

「天気の子」感想(ツイッターより再掲)

天気の子、みた。雨が降り続く東京で出会った帆高と陽菜。居場所のないふたりにとって、この世界の運命は優しくないかもしれない。そんな世界なら、いっそ…。「君の名は。」の変奏であり、新海監督の新たな境地への冒険でもある作品。ビジュアルはパンチに欠…

「青空娘」感想(ツイッターより再掲)

青空娘、みた。超絶大傑作!高校卒業を機に東京へ帰ってきた有子だったが、妾の娘としていじめられ…。若尾文子のキュートさとハリのある若さに彩られたみずみずしい作品。彼女の笑顔は青空のように爽やか。悲惨な境遇でも涙ひとつ流さず前向きに頑張る様がと…

「最高殊勲夫人」感想(ツイッターより再掲)

最高殊勲夫人、みた。超絶大傑作。同じ家の同じ兄妹どうし、三度目の結婚は避けたいと誓い合った三郎と杏子だったが…。とにかく怒涛のテンポで魅せる最高のラブコメ!川口浩と若尾文子のかけあいがリズミカルでたのしい。トンカツむさぼる同僚の女が良い笑 …

「デジタルタトゥー」感想(ツイッターより再掲)

デジタルタトゥー、みた。犯罪歴の暴露、ネットリンチ、リベンジポルノ…タイムリーなテーマから現代社会のあり方を問う。高橋克己と瀬戸康史は名コンビ!世代間ギャップから生まれる笑いと緊張。「みんなちょっとずついい人で、ちょっとずつ悪い人なんだ」と…

「咲 -Saki-(ドラマ)」感想(ツイッターより再掲)

咲 -Saki-、みた。低予算深夜ドラマ特有のぬるっとした質感。麻雀知らないのでわりと意味不明だが、浜辺美波と山田杏奈見られたのでよし。全4話のうち2話を部長による強制無賃労働に割く。しかし咲は主人公のわりにキャラ薄い気が。部活青春モノっぽい立て…

「緑の光線」感想(ツイッターより再掲)

緑の光線、みた。退屈なバカンス。いい男が現れればいいのに。ひとりでいるのは寂しいけど、誘われても二言目には「私はいいや」。受け身じゃダメだとみんなは言う。じゃあ私は何をすればいいわけ?文句言うのに自分で動かないデルフィーヌと自分を重ねてし…

「アマンダと僕」感想(ツイッターより再掲)

アマンダと僕、みた。テロで母を失ったアマンダと彼女を引き受けることになったダヴィッド。時間はゆっくりと流れていく。あたたかいフィルムの質感が平凡な日常と突然の喪失を、残酷かつ穏やかに繋いでいく。まだ終わりじゃない。よろこびも悲しみも一緒に…

「ブエノスアイレス」感想(ツイッターより再掲)

ブエノスアイレス、みた。香港から地球の裏側の街でなんども「やり直そう」とするファイとウィン。カビ臭くて埃っぽいアパートの一室でダンスの練習をする二人の姿が切なくも美しい。恋か、それとも執着か。愛想尽かしながらも離れられない。繰り返される、…

「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」感想(ツイッターより再掲)

ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ、みた。RAPゾンビが大量発生した世界を描くコメディ。「恋人がラッパーなんて恥ずかしい」はひどい笑 ほどよくくだらなくて笑える内容。生前の執着がゾンビ化後も出てしまう感じは「アイアムアヒーロー」っぽい。…

「幸色のワンルーム」感想(ツイッターより再掲)

幸色のワンルーム、みた。生きる意味を求めてさまよう誘拐犯と少女を描く。散々叩かれて関東では放送されなかった作品。誘拐を美化しているとは思わないが、テーマのあつかいが安直に感じたのも事実。しかし、山田杏奈は輝いていた。ひとつ一つの表情が重く…

「トイ・ストーリー4」感想(ツイッターより再掲)

トイ・ストーリー4、みた。アンディのもとを離れ、ボニーのオモチャになったウッディたちの最後の冒険。時代遅れのカウボーイとゴミから生まれたフォーキー、そして自由に生きるボー。オモチャとしての枠を超え、彼らのアイデンティティに迫る。前作に思い入…

「ネバーエンディング・ストーリー」感想(ツイッターより再掲)

ネバーエンディング・ストーリー、みた。いじめられっ子が出会う、夢にあふれた大冒険の物語。岩食い男や白い龍・ファルコンなどインパクト抜群のキャラが最高。表情豊かなアニマトロニクス?も生々しさがあっていい。アトレーヌがスフィンクスの門をくぐる…

「凪待ち」感想(ツイッターより再掲)

凪待ち、大傑作。愛する女性を失ったギャンブル依存症の男の絶望と再生。競輪で有り金ぜんぶ溶かし、酒におぼれ、気づけば喧嘩で血まみれに。なんども同じ失敗を繰り返す自己嫌悪。地獄から抜け出せない。息苦しい。それでも、すべてを飲み込んだ東北の海が…

「ギルガメッシュ叙事詩を大幅に偽装して縮小した、フナー・ラウスの局長のちょっとした歌、またはこの名付け難い小さなほうき」感想男はつらいよ 寅次郎子守唄、みた。旅先で男に赤ん坊を押し付けられた寅さんが柴又に帰ってくる。マドンナの前でだけ子ども好きのフリをする、そのあまりの勝手さに笑ってしまう。相変わらずいい加減な男だが、そんな彼を支えるとらやのみんなの優しさに心打たれるのだ。最後の寅さんの笑顔が美し

ギルガメッシュ叙事詩を大幅に偽装して縮小した、フナー・ラウスの局長のちょっとした歌、またはこの名付け難い小さなほうき、みた。小さな窓から覗く、穴に手を入れて探る、布で包んで縛り付ける…フェティッシュな所作が印象的。ポコポコと棒で殴る姿はキュ…

「Diner ダイナー」感想(ツイッターより再掲)

Diner ダイナー、みた。平凡な少女・カナコは闇組織に身売りされ、殺し屋専用ダイナーで働くことに…。玉城ティナが最高。弱々しく怯える姿も、意志を貫く凛とした目つきもすばらしい。豪華俳優陣の変顔絶叫運動会においてむしろ堂々としている。毒々しい「サ…

「南瓜とマヨネーズ」感想(ツイッターより再掲)

南瓜とマヨネーズ、みた。傑作。ヒモのバンドマンとキャバクラで生活費を稼ぐ女。台所にはゴミ袋が積まれ、ベッドのシーツはいつも皺だらけ。ダメなままでいられたら幸せなのに。閉塞感の中でもがき、いつまでも思い出にすがって未練たらたらで、なかなか前…

「キングコング」感想(ツイッターより再掲)

キングコング、みた。大傑作。髑髏島で撮影隊が出会ったのは、野蛮な原住民と古代の恐竜、そして巨大なコング。首長竜が暴れ出してから映画はノンストップ!惜しみなく登場するモンスターは本能のまま目につく人間たちを殺しまくる。最後はエンパイアステー…

「みじかくも美しく燃え」感想(ツイッターより再掲)

みじかくも美しく燃え、みた。脱走兵と踊り子の儚い逃避行を描く。美しい緑の草原にたたずむ金髪の美少女と、春の朗らかな日の光。モーツァルトの旋律が、彼女たちの破滅的な恋愛を優しく包み込む…。結末は分かっていても、人は時に目の前にちらつく夢を追い…

「ペット・セメタリー」感想(ツイッターより再掲)

ペット・セメタリー、みた。田舎町に引っ越してきた幸せな一家。その裏山にはペット霊園があって…。冒頭から不穏な道を駆け抜けるトラック!そこからずるずると地獄に引きずり込まれていく。死を受け止めきれなくなってしまった医師の狂気。一線を超えてしま…

「ホットギミック ガールミーツボーイ」感想(ツイッターより再掲)

ホットギミック ガールミーツボーイ、みた。3人の男のあいだで揺れ動く初の心を繊細かつ大胆にスケッチしていく。私なんてバカで、愚かで、空っぽなのかもしれない。けど、私の身体は私のもの。選ばれるのを待ってなんかいられない。女の子の独立宣言!荒れ…

「或る夜の出来事」感想(ツイッターより再掲)

或る夜の出来事、みた。大傑作。家出した銀行家の一人娘と失業中の記者の道中劇。お互い悪口を浴びせながらどんどん距離を詰めていくのがキュート。素直じゃないなあ。ヒッチハイクのくだりは爆笑。なんでも会話内容を歌にして熱唱するおっさんが好き。カー…

「火口のふたり」感想(ツイッターより再掲)

火口のふたり、大傑作。久々に再会した賢治と直子。身体に刻まれたあの頃の記憶が、ふたりを刹那の欲動に誘う。震災後の生と性。負い目に負い目を塗り重ね、あした急に終わらないとは言いきれない世界を生きる。腹が減ったら飯を食い、疼けばその場で交じり…

「女神の見えざる手」感想(ツイッターより再掲)

女神の見えざる手、みた。銃規制強化法案を通すべく暗躍するロビイストを描く。ジェシカ・チャステインの圧の強さ!目つきからイスの座り方に至るまで、この世界で魑魅魍魎と相対してきたプロのオーラに満ちている。あまりに用意周到な作戦には仰天だったが…

「COLD WAR あの歌、2つの心」感想(ツイッターより再掲)

COLD WAR あの歌、2つの心、みた。超絶大傑作。祖国を追われた音楽家と歌手の愛を描く。離れては相手を求め、また離れ…。この人のいない人生なんて美しくない。終わりなき男女の不条理。モノクロ表現の甘美さよ!ふりかえれば美しい記憶だけが強く脳裏にこび…

「鏡」感想(ツイッターより再掲)

鏡、みた。はっきりとしたストーリーはない。次々に挿入されるイメージから浮かび上がる、家族の記憶とロシアの歴史。正直、感覚的かつ抽象的な映像はかなり難解だったが、自在に形を変える水や火、瑞々しい木々や大地を冷たく吹く風、その光や音に五感を刺…

「新聞記者」感想(ツイッターより再掲)

新聞記者、みた。国家に忠誠を誓う官僚と、真実を追い求める若手記者。現政権の数々の不祥事に着想を得たポリティカルスリラー。隠ぺい、圧力、公文書の改ざん….すべて現実でも起きている出来事。権力の犬として安寧を得れば満足か?子どもに誇りをもってこ…