映画狂凡人

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「この世界の片隅に」第2話 感想:すずさんは黒木華がいいと思っていたけれど…

こんにちは。じゅぺです。

今回は「この世界の片隅に」第2話について書きます。

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いよいよ始まった結婚生活に張り切るすずさんですが、不慣れなだけあってすぐにはうまくいきません。縁談前には聞いていなかった義母の脚の不調、なにかとイビる義姉の径子、なぜかいつもツンツンしている幸子。ただでさえ慣れない仕事でもたついているのに、すずさんがつねにぼんやりしているせいで、まわりの人を呆れさせることもしばしば。すずさん自身はそんな境遇を受け止め、自分なりに頑張ろうとしています。が、しかし、やはり鈍感で図太そうに見えるすずさんにも、結婚生活はストレスだったようです。円形脱毛症になってしまいます。

ここまでの流れを文字で追うと、まあまあ悲惨な話です。嫁ぎ先にはいまいち馴染めず、義姉にはいじめられ、周作さんは無口であんまりフォローもしてくれない。いかにもな幸薄女です。でも、そこはすずさんのふんわりとした空気感が和らげてくれるんですよね。必要以上にネガティブにならない。かわいそうだけど、弱音も吐いたりせず、ひたむきに食らいついている。せいぜい「これでいいんじゃろか〜」って。ここで思うのは、つくづくすずさんが松本穂香でよかったということです。最初実写化の話を聞いた時、すずさんは黒木華がいいなあと思ってました。「小さいおうち」のイメージです。でも、松本穂香のすずさんを見てこの考えは覆されました。たぶん黒木華だと幸薄すぎちゃうんじゃないかなあ。彼女もすばらしい女優なので、そこらへんの見え方は自在に操ってくるんでしょうけど、松本穂香のくりっとした目のまっすぐな力強さ、無垢さのもつ説得力には勝てないんじゃないかと感じます。

あと、今回本格的にすずさんと絡みのあった幸子が良いキャラクターでした。

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演じるのは最近ブレイクの兆しがある伊藤沙莉。早口な彼女とぼんやりしたすずさんの掛け合いが最高です。ふたりの会話の間合いが絶妙なんですよ。全然噛み合ってないんですが、全体として完成されたテンポを保っています。すごいです。これがドラマオリジナルキャラなんですから、驚きですねえ。

次回はいよいよ戦争の足跡が呉にも迫ってきます。アニメ版「この世界の片隅に」では爆撃のシーンがかなり印象的でしたが、ドラマ版ではどうなっているのか、気になります。