映画狂凡人

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「クワイエット・プレイス」感想:良くも悪くも一点突破のワンシチュエーション映画

こんにちは。じゅぺです。

今回は「クワイエット・プレイス」について。

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クワイエット・プレイス」は、静寂に支配された人類滅亡後の世界を描くホラー映画です。「音を立てたら即死」というキャッチーな宣伝文句の通り、この世界では音に過剰に反応する盲目の宇宙人が地上を支配していて、残された人類はしゃべることも許されず、全く音を立てないことで生き抜こうとしています。この無音かくれんぼみたいな設定は「ドント・ブリーズ」を彷彿とさせ、じっさい恐怖の演出も似たようなところはあるのですが、「クワイエット・プレイス」は、家族が絆を確かめるサバイバル映画としての色が濃いかもしれません。

ホラー映画としては、最初から最後まで極度の緊張感が持続して、息つく暇もありません。特に前半は突然音がなるビックリ系の演出も多く、見終わった後はかなりの疲労感がありました。この手の演出が苦手な人には結構キツいかもしれませんね。

ただ、丁寧に作り込まれている一方、ワンシチュエーションものとしてはひねりがなく、すこし物足りなく感じます。「音を立てたら即死」というテーマから連想される以上の展開が起こらない。オチにつながる伏線もバレバレなわりにはなかなか回収されず、フラストレーションが溜まりました。ホラー映画って、やはり「ドンデン返し」をどこかしらで期待してしまうものではないですか。その気持ちは裏切られてしまったかな〜と思いますね。その点、「ドント・ブリーズ」は、良くも悪くも後半の展開は予想外で(おかげで軸がブレている気がしなくもありませんが)楽しめました。

というわけで「音を立てたら即死」というテーマは楽しめたものの、映画館を出たら何も残らないという、なんとも微妙な映画でした。ちょっとガッカリだったかな。