「40歳の童貞男」感想:これぞジャド・アパトーのコメディ
こんにちは。じゅぺです。
今回は「40歳の童貞男」について。
「40歳の童貞男」はスティーブ・カレル主演、ジャド・アパトー監督のコメディ映画です。家電量販店で働く冴えない中年男・アンディが主人公。変化のない平凡な毎日に満足していたアンディですが、ある日、40過ぎても童貞であることが下ネタ好きの同僚たちにバレてしまい、「アンディに童貞を卒業させる作戦」が始まることになるのです。
ネタとしてはしょうもないものがほとんどですね。そしてだいたい下ネタです笑 全員突っ込まずにはいられないトボけっぷりなのですが、それぞれ自分だけは常識人であるかのように振る舞っているのが笑えます。ジャド・アパトーの作品って、このズレっぷりをユーモアたっぷりに、ときに皮肉っぽく描きながらも、けっして攻撃的ではないのが優しさを感じて好きです。下ネタがエグすぎるときは多々ありますが、嫌な気持ちになるような笑いはあまりないですよね。なんだかんだ温かみがあります。ちなみに、いちばんの お気に入りのギャグは、職場のTVコーナーでじぶんの赤ちゃんのエコー映像流してるジェイの場面です。
脇役にエリザベス・バンクス、カット・デニングス、ジョナ・ヒル。スティーブ・カレルの同僚役にセス・ローゲン、ポール・ラッド。主役級のスターになる前のジャド・アパトー組が大集結していて、今となってはレアかもしれません。とても豪華です。若い頃のエリザベス・バンクスがすごく可愛かったり、スティーブ・カレルはあいかわらず冴えなかったり、それぞれのキャストにも見所があります。
エンディングのカオスっぷりには驚きました笑 さんざん笑って最後はほっこりした気持ちに。疲れたときに見るにはちょうどいい軽さの作品です。しかし、アンディにはオモチャを守ってほしかったな…。