映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「18倫」感想:AV業界で働くお嬢さまの奮闘記

こんにちは。じゅぺです。

今回は「18倫」について。

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「18倫」は城定秀夫監督によるV シネマです。僕はあまりこの手のジャンルには手を出してこなかったのですが、Gyaoの無料配信で城定秀夫監督の特集が組まれており、ちょうど今月号の映画秘宝でもクローズアップされるなど、にわかに注目を集めていたので、チェックしました。

「18倫」は、父親の会社が倒産して一家離散となったお嬢さま・倫子がAV会社に転がりこみ、不器用ながらも仕事に打ち込んでいく話です。Vシネなのでチープさは目につきますが、ひたすらハッピーなお仕事映画でした。AVの現場で世間知らずのお嬢さまが働くという時点でかなりシュールで面白いのですが、1時間5分とコンパクトな尺の中でも倫子の成長が過不足なく描き込まれていて、プログラムピクチャーとしてかなり良い作品だと思いました。

僕のお気に入りはローションをこねる倫子ですね。爆笑しました。男3人もいいキャラしています。事務所の社長も茶目っ気たっぷりで可愛らしいし、ブチ切れまくる先輩の近藤もベタですが、彼なりのプロ意識も感じられて、憎めないキャラクターでした。クライマックスのレイプ魔を除いて、登場人物に善意があふれていて、見ていて気分がいいです。

テイストとしては全く違いますが、「若おかみは小学生!」にもハマったので、慣れない環境で奮闘する映画は好みなのかもしれないと思いました。最近、ピンク映画、たとえば日活ロマンポルノなどが気になり始めています。しかし、ここまで手を出しだすとキリがないなあとも思ったり。どうしましょうかね。