映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「アリス・イン・ワンダーランド」感想:ミア・ワシコウスカに注目

こんにには。じゅぺです。

今回は「アリス・イン・ワンダーランド」の感想を書きます。流し見だったので、ちょっぴり中身は薄めです。

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アリス・イン・ワンダーランド」は「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をベースにしたアリスの冒険ファンタジーです。僕はてっきり「不思議の国のアリス」の実写化だと思っていたので、冒頭からアリスの父親が死んだことになっていてびっくりしました。あくまで小説をベースにした後日談なオリジナルストーリーになっているようです。

不思議の国のアリス」の面白さは、その不思議な世界観もさることながら、遊び心あふれる言葉あそびにあります。「アリス・イン・ワンダーランド」は、どちらかというとアクションファンタジーの毛色が強いですね。最終的にはジャバウォッキーとの戦いになります。原作のとんちの効いた可笑しさを期待していたので、大味のハリウッド大作になってしまったのは少し残念でした。

見どころはアリス役のミア・ワシコウスカ。凜とした顔だちと白く光る肌がとても美しい。熱に浮かされた時に見る夢のように奇妙な世界でも、はっきり存在感を放っていました。ジョニー・デップヘレナ・ボナム・カーターアン・ハサウェイなど豪華スター俳優陣に囲まれても、まったく埋没していません。これ以降、それほど出演作がないのが残念です。

新たな船出を決心するラストは、清々しくてとても好きですね。ひとりの少女が父の死というトラウマを乗り越え、人生の旅に出る。「不思議の国のアリス」としては気に入らない点もありますが、非常に爽やかな映画でした。