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「バーフバリ 伝説誕生」感想:シヴァガミさんのエコひいき

こんにちは。じゅぺです。

今回は「バーフバリ 伝説誕生」について。

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バーブバリ 伝説誕生」はインド製作のアクション超大作です。政略により王家を追われ、庶民階級の子として育った青年・バーフバリが、戦いを通して自らの出自と父の悲劇的な死を知るまでを描きます。去年一部界隈で大変な賑わいを見せましたね。僕も第2作の「バーフバリ 王の凱旋」は劇場で鑑賞しましたが、肝心の第1作を見ていなかったので、この度Huluで見ることにしました。

結論から言うと、先に「王の凱旋」を見てしまっているので、なにかとスケールダウン感が否めず(本当は「王の凱旋」がパワーアップしていると言うのが正しいのですが)、ちょっとガッカリかな〜という感想です。期待値上げすぎたかもしれません。

まず、お話の掴みの部分になるシヴドゥとアヴァンティカのパートがちょっと冗長なんですよね。尺が長い割にはほとんどストーリーが進まないし、後半になるとアヴァンティカはほぼ空気なので必要性を感じません。ここでテンション削がれてしまったのは大きかったかもしれません。

中盤以降、過去パートに入り父バーフバリとバラーラデーヴァの権力闘争が始まってから面白さが加速します。敵味方入り乱れての大合戦は迫力がありました。とりあえず巨大な盾をもつ兵士を先頭に集めて陣営を守るという人間の命の軽さ、数でゴリ押す感じも、いかにも大昔の戦といったところですし、その大雑把が好きです。

お話の軸になってくるバーフバリとバラーラデーヴァのファイティングスタイルの違いも興味深かった。バーフバリは敵陣にも真正面から突入し、民のことを最優先に考えて戦います。これは父も子も同じなんですね。子バーフバリが自分が王の血を引く特別な人間であることも、父の戦いっぷりも知らなくても、父と同じように勇敢かつ賢明に戦う姿がなんとも熱かったです。やはりふたりとも選ばれし人間なんですよ。

一方、バラーラデーヴァはどんな策を使ってでも「勝ち」にこだわる卑怯な男です。敵味方死にまくろうが関係ありません。おのれの権力欲に忠実で、強いわりにどこまでも小物感が付いて回るところが憎めません。悪役かくあるべしと言ったところです。

そして、ふたりの間に立つ国母シヴァガミ。彼女はバーフバリこそが王にふさわしいと思っているので、なにかとバーフバリに味方します。正直、最後の判断は間違ってはいないのですが、ほとんど屁理屈に近いので、戦いを拗らせてるのはこの人なんじゃないかと思ってしまいますね。言い出しっぺのくせにルールねじ曲げるのはずるいですよ笑

僕は「バーブバリ強いぜ!」なノリよりも、あの手この手で王座を狙うバラーラデーヴァ陣営とバーフバリの地位を守ろうとするシヴァガミの鍔迫り合いがツボだったので、やっぱり「王の凱旋」の方がが好みだったりします。血生臭い内輪揉めと権力闘争って下世話なゴシップ欲が刺激されます。こういうインド映画はどんどん摂取していきたいですね。

ところで、僕がまたバージョンは2時間ちょっと長さでしたが、インド本国では本来上映時間はもっと長いようです。海外輸出向けに編集されてるんですね。僕はちょうど良かったと思います。アクションがスローモーション多すぎて重かったり、ところどころ冗長な描写もあったので、この編集は正解だったと思います。インド映画って長いから敬遠しちゃうんですよね〜。ほかの作品も短縮版つくってほしいぐらいです。