「めがね」感想（ツイッターより再掲）

めがね、みた。タエコとヨロン島の住人たちの不思議なスローライフを描く。うとうとしてしまうぐらいゆったりと打ち寄す春の海。ベンチでビール飲んで、編み物をして、たそがれる。ここにいる人は何が自由か、知っている。この世界にそんな場所はあるのだろうか。いや、あってほしいな。癒されました。

ケータイも、インターネットも捨ててしまおう。なぜ？を考えるのも一旦お休みしてみよう。目覚ましなんか使わずに、まぶしい朝日に叩き起こされるまでふとんに身を委ねてみよう。ユージもサクラもハルナも、何にも追われない。自然のリズムに合わせて生きる。たそがれる才能、俺にはあるだろうか。

５人でかぶりつくエビがめちゃくちゃ美味そうだった。昼から「ビール飲みません？」で集まれる自由さ。みずから主体的に変わっていくのではなく、環境に順応していく中で新たな「私」を発見していくこと。かき氷のお礼は折り紙でいい。死んだ魚は二度死なない。そういうゆるさが毎日にほしい。