「キングダム」感想（ツイッターより再掲）

キングダム、みた。春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信の戦いを描く。圧倒的な迫力の映像！ワイヤーを駆使したスピード感あふれるアクション、重厚感たっぷりの宮殿セット、吉沢亮はじめ見目麗しい豪華キャスト陣。まさにお祭り。ストーリーは少し退屈。坂口拓の佇まいが素晴らしい。

吉沢亮、山崎賢人、橋本環奈、長澤まさみ、本郷奏多。文句なしの美男美女が色彩鮮やかな武具を身にまとい、華麗に敵をなぎ倒す。ここまでビジュアル的なおもしろさを突き詰めたアクション映画って、なかなかないのではないか。引きの絵が足りない気がするけど、リッチな映像見るだけで満足感がある。

ただ２時間１４分は少し長いと思ってしまう内容。ビジュアルの重厚感のわりに、「ヤバい」とか「クソが」みたいな安っぽいセリフが多くて白ける。バランスが難しいところだが、大沢たかおの大仰な演技のほうが物語の雰囲気には合っている。中途半端に現代劇が混ざっているせいで違和感があった。