映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「緑の光線」感想(ツイッターより再掲)

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緑の光線、みた。退屈なバカンス。いい男が現れればいいのに。ひとりでいるのは寂しいけど、誘われても二言目には「私はいいや」。受け身じゃダメだとみんなは言う。じゃあ私は何をすればいいわけ?文句言うのに自分で動かないデルフィーヌと自分を重ねてしまう。でも、恋の喜びは案外突然訪れるもの。

デルフィーヌが誘われた先のランチで「私、肉食べられないんだよね。あなたは昔ダメだったけど今は食べられるって?それは感性が鈍ったんじゃない?」的なことを言って場を白けさせるくだりに爆笑。悪気はないんだろうけど、他人との間に壁を作って、いつのまにか距離ができてしまう。

「どうして私が責められるの?よく変わってるって言われるけど」と。なにもない自分を好きになれないから、好かれることもないと思う。うじうじうじうじする様子は、正直ちょっとフラストレーションが溜まるのだが、彼女を一生懸命慰めようとする友人たちが優しい。多かれ少なかれ人ってこういうもの?

老婦人たちが語るレアな景色、緑の光線。一瞬の出来事。それは恋と同じ。誰に声をかけられても不機嫌そうにしていたデルフィーヌが、帰りの駅で出会った男にはにっこりとほほえみ返す。え、これまでのは?と思うが、俺はこれこそ恋なのだと思った。こういうのって考えても無駄なのである。非合理だ。