「デジタルタトゥー」感想(ツイッターより再掲)
デジタルタトゥー、みた。犯罪歴の暴露、ネットリンチ、リベンジポルノ…タイムリーなテーマから現代社会のあり方を問う。高橋克己と瀬戸康史は名コンビ!世代間ギャップから生まれる笑いと緊張。「みんなちょっとずついい人で、ちょっとずつ悪い人なんだ」と。正解なき現実をどう生きるか。
最終回の生中継は演出が古臭くて残念。去年前後編で放送された「フェイクニュース」は脚本の野木亜紀子がネットカルチャーに浸かってる人だったので、そこらへんの描写は納得感あったが、今回は少しズレてる。が、もはやニュースを諦めてドラマで「報道」したいんじゃないか、という意気込みを感じる。
痴漢冤罪やイジメのトラウマの描写は意見が割れたが、善悪を簡単にジャッジしない姿勢は徹底していたと思う。そこに構造的な歪みは若干あるのだが。皆それぞれが罪を背負い生きていく。誰かを責めるのではなく、赦すことこそ、いまの時代に必要な態度なのではないか。「自己責任」の国への問いかけ。