「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」感想
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション、面白かった。原作は知らないけど、そんなのまったく関係ない!小学生レベルの下ネタとスレスレの不謹慎ギャグのつるべ打ち。しかし決めるところはカッコよく。クールな長回し&一人称視点と流れるようなアクションはさすがフィリップ・ラショー。
「真夜中のパリでヒャッハー!」のメンバー勢ぞろい。正直、あの三人が並んでるだけで反射的に笑う。あのなにも考えてなさそうな、頭からっぽにしか見えない顔つき!明らかにこいつらのせいで人死んでるし大惨事のはずなのだが、もはやここまでくると一周まわって納得してしまうのである。
これはフランスでしか作れない映画かもしれない。ハリウッドでは難しいだろう。ああいう覗きとかパンチラのギャグはこの時代すでに一般的なものではないし、完全にひとつの〈世界観〉として受容するしかないと思うけど、お堅いことは抜きにして、すごく自由にネタを詰め込んでいて清々しかったです。