「亜人」感想
亜人、みた。評判どおりアクションがとてもいい!特に綾野剛、佐藤健、川栄李奈は本人がこなしているパートも多くてびっくり。冒頭15分からボリュームたっぷり。亜人の能力を使ったならではのギミックの格納あり。幽霊のバトルはなくても良かった(物語の都合上ないわけにはいかないけど)。満足!
「亜人だとか人間だとかどうでもいい。お前が嫌いなんだ」はいいセリフ。亜人の設定自体は人種や国籍などさまざまな分断のメタファーになっているが、わざわざ主人公が「人類を救わなければならない理由」を諭さないのがいい。博愛や正義を臭く語らない。そんなもの見ているこっちはわかってる。
佐藤は被害者でもあるので救いようがないのだが…。お話はなんとなく盛り上がりそうで盛り上がらない。ダイジェスト版みたいな脚本が良くない。玉山鉄二と川栄李奈は良かったけど、それ以外の脇役が…。途中で死んじゃう捜査官(終わったら酒飲もうとか言い始めした時点で…笑)とか浜辺美波とか。
この寸止め感は「東京喰種」を思い出す。アクション目当てで見たので、とりあえず満足だけど。