「サラブレッド」感想
サラブレッド、みた。感想思いつかず、3日ぐらい寝かせてみたがダメだった。普通すぎる。タイトル通り血統と階級をめぐる寓話といったところ。友情の証か、それとも自棄か。狭いところで世界は回っている。アニャ・テイラー・ジョイのセレブ感と、オリヴィア・クックの庶民感。太もものカットが多い!
淡々と積み上げることで増してくるサスペンス。生活感のないひんやりした冷たさが、資本主義の無機質さを描いているようでもある。しかし、なんとなく既視感の漂う雰囲気。女優ふたりが好きなので最後まで興味は持続したけど。そういえば「ルース・エドガー」に似ている気がしなくもない。
しかしサスペンスとしてはあちらの方が圧倒的に面白かった。相変わらずマヌケでズルいが憎めないアントン・イェルチンを見られたのは嬉しい。が、やはり彼はもうこの世にいないのだという事実がどうしても脳裏をちらついてしまう。