「上海特急」感想
上海特急、みた。混乱続く中国の汽車で、かつての恋人と再会した冷徹な女がふたたび愛を自覚する物語。と、言いつつウトウトしてしまったので話の筋を追えている自信はない。マレーネ・ディートリヒの浮世離れした美しさは見どころだが、それ以外はそれほど…という印象。偏見まみれの中国描写は注目。
冒頭の雑踏を過ぎる汽車の場面はおそらくオープンセットでの撮影だが、なかなかディテールが凝っていて面白い。しかし、全体的に中国人はステレオタイプ的にしか描かれておらず、さすがに時代が古いなと感じてしまう。ラストの「隠れてキスするために恋人たちは駅に来るのよ」という台詞はキザで好き。