回路、みた。死者が現世になだれ込み、日常が崩壊していく様を描くホラー。ちょっと寝落ちしてしまったので、すべてを掴み切れたわけではないのだが…最近の作品のルーツはここにあったのだと知る。あいかわらず「見てはいけないもの」を見てしまった気味の悪さ、この世の底にあるものに触れる感覚。
この映画の面白さは2001年の映像だからこそ、ブラウン管とVHSの時代だからこそ、ではあると思う。インターネットから世界の深淵につながるアングラ感。画面の向こう側の「写り込み」がやはり面白い。あれ、ここに見えるのって…という恐ろしさ。特に最後の小雪のところが。死ぬとシミになるのも嫌だ。