映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「フィアー・ストリート Part 2: 1978」感想

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フィアー・ストリート Part2: 1978、観た。おもしろい!呪われた田舎町の歴史を描く第二弾。サマーキャンプで殺人鬼が大暴れ。「ストレンジャー・シングス」でおなじみのS・シンクがイカしてる。小さな子どもも容赦なくぶった斬られるのでビビる。ゴア描写もパワーアップ。最後どうなっちゃうの…。

セイディー・シンクって、あの歳にしてもう「かわいい」より「カッコいい」のオーラをまとった役者ですよね。それでいて田舎娘っぽさもあって。勝気なキャラって「生意気」と捉えられかねないんだけど、彼女が演じると意志の強さが前面に出る。でも、線が細いから年相応の脆さも垣間見える。絶妙。

謎の核心に迫る、シリーズの中間作だけあって、前作以上にファンタジー要素が多い。今回は夜のサマーキャンプが舞台なので大人は出てこないし、ずっと同じロケーションなのでよりクローズドな恐怖を味わえる。男子は早々に退場し、女子だけで団結して戦うのも、案外珍しい?恋愛要素も背景に留まる。

一作目のクライマックスのゴア描写もヒョエ〜ってなったけど、今回はもっと露骨になってますね。逃げ場がないからヒヤヒヤする。正直、キャンプ場の位置関係が最後までイマイチ掴めず(特にあの地下空間はなに?)、ミッションの切迫感があまりなかったように思う。その点は前作と比べて弛緩していた。

特に姉妹の関係性のくだりは、まあ良くある話なので、さっさと片付けて次に行ってくれと思ってしまった。すでにその頃には着地点が見えてきて、「じゃあ魔女の秘密は?」と、次に関心が移っていたんですね。最終作へのフックの撒き方は連ドラっぽく、これだったら配信のスタイルは正解だったと思う。