「お転婆三人姉妹 踊る太陽」感想

お転婆三人姉妹 踊る太陽、観た。ペギー葉山、芦川いづみ、浅丘ルリ子によるミュージカル劇。フランキー堺のずば抜けたエンターテイナーっぷりが光る。モノクロ版フィルムしか現存しないのが残念。終盤唐突にはじまるレヴューも本来はもっとカラフルで面白かったはず。芦川いづみは相変わらず可愛い。

明らかにお金のかかりっぷりからして違うので比較にならないが、和製ミュージカルとして東宝の「君も出世ができる」の完成度は圧倒的だったと改めて実感。まず作曲・黛敏郎×作詞・谷川俊太郎の時点で勝ってた。日本のガーシュウィン兄弟的な？「お転婆三人姉妹 踊る太陽」は耳に残る音楽がない。

ペギー葉山、明らかに他の二人より歳離れてるだろって思ったが笑 先生の置き残したタバコを三姉妹で吸うシーンが好き。末っ子は高校生なのに、足組んでスパスパやってる。ロックだ。モダンでいかにも舞台セット風の三姉妹の家は、もっとうまく使えただろう。ダンスが上手い人ひとり欲しかったですね。

和製ミュージカルは「緑はるかに」や「踊りたい夜」も気になるが、なかなか観る機会がない。Amazon primeに日活のアイドル映画がたくさん入ってるので、ほかにミュージカルがあれば観ていきたい。そういえば石原裕次郎が脇役だった。「Love」のシャツを着て居心地悪そうに笑