映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「男はつらいよ 寅次郎すみれ歌」感想

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男はつらいよ 寅次郎かもめ歌、観た。仲間の墓参りで出会った子が東京に…。父親代わりに奮闘する寅さんが新鮮だ。若い頃の伊藤蘭がメチャクチャ可愛い。黒木華とかミイヒの系統。娘に「しあわせになれよ」と背中を押す「しあわせになれない」寅さん。これが「ハイビスカスの花」の次だもんなあ。

定時制高校の先生が二代目おいちゃんの松村達雄!うれしい再登場。相変わらず味のある演技をする。あき竹城が「おばちゃん」役で登場するが、このとき34歳。この頃から「おばちゃん」だったことに驚く。寅さんも定時制高校が気に入って、ここで学びたかったんだとわかるラストが切ない。

すみれ(伊藤蘭)がむかしの恋人と再会して朝帰りする、それに寅さんが怒って「しあわせになれよ」と言い残して、旅に出る。正直、寅さんキレすぎではと思ったし、それぐらい自由にさせてやれよってなったけど、彼にとっては不義理だったんだろうなあ。気負い過ぎというか独占欲が強いというか。