「ミザリー」感想(ツイッターより再掲)
ミザリー、みた。熱狂的ファンに監禁された小説家の悪夢を描く。面白かった。このおばさん、もはやなにしても怖い。嬉しそうにしてても、次の瞬間にはブチ切れそうな不安定さ。「ミザリーは生きてる!」と小躍りする様など、夢に出てきそうだ。主人公もそこそこ単純なミスを連発するのがおかしい。
脚をガコーンと金槌でへし折られるシーンはなかなか痛い。思わずテレビの前で声をあげた。ひたすら密室でおっさんがおばさんにいじめられるだけの話といえばそれまでだが、かなりの緊張感とテンションの高さ。小説家ならでは?の機転をきかせて物事を進めていくパズル感が少し気持ちいい。
保安官のおじいさんはキレ者であるがゆえに悲惨な末路を迎えてかわいそうだった。ほとんどフォローなしなのも悲しい。あれだけ恐怖でしかなかったおばさんも、置物で殴れば一発という。いかにハンデの多い環境で戦っていたかがわかる。ちょっぴり虚しい最期でもあった。本当にこの人連続殺人犯?