映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年の総まとめ:新作/旧作ベスト10の発表!

こんにちは。じゅぺです。 きょうは12月31日ということで年内最後の更新日です。1年の総まとめとして「2018年映画ベスト」を発表したいと思います!やっぱりこれを考えないと年が越せませんね。 今回は旧作洋画編/旧作邦画編/2018年新作編の…

「シュガー・ラッシュ:オンライン」感想:人は常に孤独な存在であるということ

こんにちは。じゅぺです。 今年最後の映画レビューはこの映画にしました!「シュガー・ラッシュ:オンライン」です。 「シュガー・ラッシュ:オンライン」は、レトロなゲームセンターのアーケード中に暮らすヴァネロペとラルフが「シュガー・ラッシュ」を危…

「ROMA/ローマ」感想:極上の映像詩でつづる人生賛歌

こんにちは。じゅぺです。 今回は僕的2018年ベスト映画の一本「ROMA/ローマ」についてお話しします。 舞台はメキシコシティ、ローマ地区。激動の70年代メキシコに生きる女中・クレオの物語が描かれています。監督のアルフォンソ・キュアロンは、幼少期をロー…

「来る」感想:秀樹たちを襲う「ぼぎわん」の正体とは?

こんにちは。じゅぺです。 「ヘレディタリー/継承」の記事でも書きましたが、最近ホラー映画の奥深さにハマっています。というわけで今回は「来る」について。 「来る」は、幸せな新婚生活を送っていた秀樹を襲う謎の力「ぼぎわん」の恐怖を描くホラー映画…

「ヘレディタリー/継承」感想:彼らの生と死に「意味」はあるのか

こんにちは。じゅぺです。 今回は話題のホラー映画「ヘレディタリー/継承」について。 「ヘレディタリー/継承」は、祖母の死をきっかけに様々な恐怖に見舞われる家族を描くホラー映画です。 最近、ホラー映画って奥が深いなあと感じるようになりました。僕…

「ギャングース」感想:想像の向こう側にいる人たち

こんにちは。じゅぺです。 今回は「ギャングース」について。 「ギャングース」は、少年院上がりでバイトにすら雇ってもらえない底辺の3人が、起死回生の策に打って出る青春クライムサスペンスです。 監督は入江悠。彼の代表作といえば「SR サイタマノラ…

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」感想:分断を叫ぶカリスマに既視感

こんにちは。じゅぺです。 今回は「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」について。 「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」は、大人気ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの外伝第2作です。スキャマンダーと魔法動物…

「グリンチ」感想:みんなの輪の中に入るということ

こんにちは。じゅぺです。 今回はクリスマス目前ということで「グリンチ」について。 「グリンチ」クリスマスが大嫌いなひねくれ者のグリンチとお母さんの幸せを願うシンディ・ルーを描くアニメーション映画です。製作は「怪盗グルー」シリーズでおなじみの…

「天使の入江」感想:運命に支配された男と女

こんにちは。じゅぺです。 今回は「天使の入江」について。 「天使の入江」はジャック・ドゥミ監督の作品です。「シェルブールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」は見ました。どちらもフレンチ・ミュージカルの代表作で、ポップで可愛らしい色づかいが…

「ボヘミアン・ラプソディ」感想:「アナ雪」に連なる体験映画の最先端

こんにちは。じゅぺです。 今回は大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」について。 「ボヘミアン・ラプソディ」は、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの半生を描く伝記映画です。現在、大ヒット上映中で「クイーン現象」を巻き起こ…

「また逢う日まで」感想:敗戦から5年後の生々しさ

こんにちは。じゅぺです。 今回は「また逢う日まで」です。 ‪「また逢う日まで」は、戦争で引き裂かれていく男女の愛を描く作品です。監督は今井正。今井正監督の作品は「キクとイサム」と「ここに泉あり」を見ました。どちらも戦争の爪痕を背景に、都市と地…

【美術展】「ピエール・ボナール展」に行ってきました

こんにちは。じゅぺです。 いつも映画のレビューだと息切れしそうなので、たまには美術展のお話も書こうと思います。 僕は美術には疎いのですが、時々暇つぶしに美術展に足を運んでいます。で、今回選んだのが国立新美術館で開催中の「ピエール・ボナール」…

「スマホを落としただけなのに」感想:良くも悪くもタイトル詐欺

こんにちは。じゅぺです。 今回は「スマホを落としただけなのに」について。 「スマホを落としただけなのに」は志賀晃による大ヒット同名小説を「リング」の中田秀夫が監督したサスペンス映画です。タイトル先行で話題になりましたが、良くも悪くも「タイト…

「ヴェノム」感想:無職と宇宙人のロマンティックコメディ

こんにちは。じゅぺです。 今回は「ヴェノム」について。 「ヴェノム」はマーベルコミックの人気キャラクターで、スパイダーマンのヴィランでおなじみのヴェノムを主人公に描く、ダークヒーロー映画です。大人の事情でスパイダーマンは出てきません。最初こ…

「オズランド 笑顔の魔法おしえます」感想:僕にとって個人的な映画

こんにちは。じゅぺです。 今回は「オズランド 笑顔の魔法おしえます」について。 「オズランド 笑顔の魔法おしえます」は、地方遊園地に配属された新入社員・波平が、常に笑顔の上司・小塚の背中を見ながら成長していく様を描くお仕事映画です。あらすじと…

「セーラー服と機関銃」感想:アイドルの処女性

こんにちは。じゅぺです。 今回は「セーラー服と機関銃」について。 「セーラー服と機関銃」は、薬師丸ひろ子主演のアイドル映画です。監督は80年代に傑作青春映画を数多く世に送り出した相米慎二。かねてから相米作品には興味があったので、まずキャッチー…

「search / サーチ」感想:マウスポインタが演技する

こんにちは。じゅぺです。 今回は「search / サーチ」について。 「search / サーチ」はネット上に残された痕跡を手がかりに、失踪した娘を探す父を描くサスペンスです。全編がPCとスマートフォンの画面で展開されるという点が公開前から大きな話題になっ…

「ジョゼと虎と魚たち」感想:ラブホテルの布団の中で見る魚の夢

こんにちは。じゅぺです。 今回は「ジョゼと虎と魚たち」について。 「ジョゼと虎と魚たち」は犬童一心監督の描く青春映画です。平凡な大学生・恒夫がひょんなことから足の不自由な女の子・ジョゼと出会い、やがて心惹かれあっていく様が瑞々しくスケッチさ…

「ノッティングヒルの恋人」感想:オレンジジュースから始まる恋

こんにちは。じゅぺです。 今回は「ノッティングヒルの恋人」について。 「ノッティングヒルの恋人」は、公開当時恋愛映画としては史上最高のオープニング興行収入を達成したロマンティックコメディです。主演はジュリア・ロバーツとヒュー・グラント。当時…