「モダン・ラブ」シーズン2第3話「（ダブリンの）見知らぬ乗客」感想

モダン・ラブ S2-3「（ダブリンの）見知らぬ乗客」観た。2020年3月、ダブリン行きの列車で出会った男女は、二週間後にこの駅で再会することを誓うが…。ジョン・カーニーが描くコロナ禍（直前の）ラブ・ストーリー。思わぬ結末。最終回でキシェロフスキの「トリコロール」でもやるのか。続きが楽しみ。

座組的からして「シング・ストリート」meets「ビフォア・サンライズ」だ。「まあ二週間後にはもとには戻るでしょ」なんてのんきな空気感はいまや懐かしい。ロックダウンに従って家に留まるか、それとも一度きりの出会いを信じて駅に向かうか。じつはこの頃からみんなの悩みは変わっていない。

とにかくルーシー・ボイントンが最高というほかない。メガネ似合いすぎ。「中世って、ゲーム・オブ・スローンズか？」のセリフはその相手役、キット・ハリントンへの目配せか。ジャック・レイナーの「アニキ」っぷりも大満足。列車の中で急に演奏がはじまるという演出上の大胆なウソも好きだ。