映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「エージェント・オブ・シールド」シーズン4 第15話 感想:「自我とは?」を問いかける

こんにちは、じゅぺです。

とつぜんですが、「エージェント・オブ・シールド」シーズン4を毎週D-Lifeで視聴しているので、これからはこちらのレビューもしてみようと思います。正直、ドラマとしてはほぼ佳境なのですが…、せっかくですし、感想を残しておくことにしました。

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ついにLMDの脅威がシールドの主要メンバーにも迫ります。メイはすでに置き換えられたまま、ラドクリフたちに囚われたままですが、ついにコールソンやメイス長官にもその魔の手が忍び寄ります。

第14話で入れ替わったのは、この二人に加え、マックとデイジーだと思われていましたが、これがミスリードだったんですね。じつはデイジーは本物で、フィッツが偽物だったんです。もはやなにがなにやら。真実に気づいたジェマはなんとかLMDのフィッツを倒します。偽物とはいえ、身も心も愛するフィッツにそっくりのロボットを血まみれになりながら殺すジェマ。その苦しみやどれ程のものだったのでしょう。たいへん見ていて辛かったです。

また、後半はホンモノ同士で合流したデイジーとジェマの脱出劇。見慣れた仲間たちがみんな裏切り者という四面楚歌。それでも知恵を絞ってこの絶望的状況から逃げ出そうと戦います。「私はまだ死なない。だってあいつらを倒したいから!」。デイジーも頼もしくなりました。やはりMCUトップクラスのヒーローだと思います。映画との接点がないのが残念でなりません。

最後、偽コールソンは、偽メイに対して自爆作戦を命じます。しかし、すべてを悟った偽メイは、ホンモノの仲間たちを救うために、偽コールソンを巻き添えにして爆弾を起動するんですね。いやー、ここもとっっっても辛い場面でした。だって彼女も「死ぬのが怖い」んですよ。偽物だけど、彼女はホンモノなんですね。自我を持ったリアルな人間。ただ、身体と一部の思考が機械化されているだけ。あくまで「代用品」でしかない自分の存在意義を探し続け、最後に答えを出した偽メイ。あまりにも残酷ですよね。また「彼女」の死をきっと誰も悲しまないだろうというのが、切なすぎます。「人間とは?」「自我とは?」というSFチックな哲学的テーマまで問いかけるエージェント・オブ・シールド。あっぱれです。

しかし、世界を救うのが使命のシールドなのに、こんなに内部かき乱されて大丈夫なのかという気もしますよね。面白いので、LMDでウォード復活させるのはどうでしょうか。きっと楽しいことになると思います。地獄ですが。