映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「ユニコーン・ストア」感想(ツイッターより再掲)

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ユニコーン・ストア、みた。大人の世界になじめない、ユニコーンと会うことを夢見るキット。親からの期待にも答えられず、他人を失望させてばかりの自分。どうにも上手くいなくて、頭の中をよぎるのは子どもの頃思い描いていた世界。一歩踏み出すカギは、自分を受け入れること。あたたかい映画でした。

キットという女性はなかなかに独創的な感性の持ち主で、すぐに「普通」からはみ出てしまう。だからすぐ外の世界とぶつかっては反発し、居場所を失ってしまうのだ。そんな中で出会うセールスマンとヴァージル。ふたりはキットの輪郭をあぶり出していく。

キットの両親が開くあやしげな集会。「真実の話」をした後、ぶつかり合う親子の会話から見え隠れするユニコーンの意味。キットに投げかける父の言葉が印象的だった。全体的にテンポのずれた笑いで、少々抑揚に欠ける気もするが、ブリー・ラーソンの笑顔が華やかで明るい作品になっていた。