「デッド・ドント・ダイ」感想
デッド・ドント・ダイ、みた。生気のないおじさん二人がゾンビ彷徨う田舎町を淡々とパトロールする。ちょっと外しすぎかも。アダム・ドライバーとビル・マーレイの並びで面白くなっちゃうんだけども。ばらばらの要素が結びつかずちょっと散漫だし、いまさらそれ?って内容のラストも物足りないね…。
これ「コーヒー&シガレッツ」ですよね。ヨタ話の集まり。しかし、集まってない。ばらばらなのだ。ジム・ジャームッシュの看板がなかったらもっとガッカリしてたかも。最初からある程度の作品のトーンにチューニング合わせないと難しい。アダム・ドライバーの真顔とビル・マーレイのだるそうな顔!
この二人の並びだけで面白くなってしまう。それで持っていた映画だと思う。彼らの異常な落ち着きっぷりを見ると、ゾンビが蠢いているのもそんなに騒ぐことじゃないような気がしてくる。クラシカルでアナログなセンターヴィルの暮らしはどこかユートピア的でもある。ティルダ・スウィントンは何者?