「ロープ」感想
ロープ、みた。ヒッチコックによる擬似ワンカットサスペンス。パーティー会場に隠された死体がいつ見つかるのか?と80分間ハラハラしっぱなし。ニーチェの優越思想を証明するためだけに人を殺す、信じ難い犯行はなんと実話ベースらしい。あまりワンカットの意味は感じないが面白い映画だった。
ロープ、みた。ヒッチコックによる擬似ワンカットサスペンス。パーティー会場に隠された死体がいつ見つかるのか?と80分間ハラハラしっぱなし。ニーチェの優越思想を証明するためだけに人を殺す、信じ難い犯行はなんと実話ベースらしい。あまりワンカットの意味は感じないが面白い映画だった。
ブランドンの高飛車で己の頭の良さを見せびらかすいやらしさ、そしてフィリップの慌てふためきっぷり笑 面白い好対照だと思って見ていたが、彼らはゲイカップルというのが元々の設定らしい。なぜあまり乗り気ではなさそうなフィリップはこの犯罪に巻き込まれたのか?の疑問が一気に解けた気がした。
最後の窓から部屋に差し込むネオンは「めまい」のホテルを思い出す。すべてが終わった後の二人のうなだれっぷりの違いも性格が現れていて興味深い。「そこに死体がある」という居心地の悪さ。見ているこっちもなかなか落ち着かない。犯行の流れを解き明かす舐めるようなカメラワークのいやらしさよ…。