「名も無き世界のエンドロール」感想
名も無き世界のエンドロール、みた。意外にも堅実なミステリー。ほとんど冒頭でオチまでの展開が読めてしまうのだが、意外と楽しめた。新田真剣佑のうさん臭さを活かしたお話だ。しかし「ラスト20分の衝撃」のキャッチコピーは完全に余計。安直にこういう煽りを入れてしまう担当者は反省してください。
「意外」を二回使ってしまった…反省。山田杏奈はあいかわらず良かった。影のある女の子の役がよく似合う。いつも明るく笑うけれど、ふとした瞬間に見せる、素に戻ったときの愁を帯びた表情が切ない。岩田剛典も、まっすぐした陽の人というよりは、どことなく闇を抱えた人間がうまい。