「ニセコイ」感想
ニセコイ、みた。少女マンガ原作映画は好きでよく見るが、これほど最初から最後までうっすらスベるような作品も珍しいのではないか。エピソードの羅列のような脚本。それでいて妙なところに跳躍がある。アイドル映画ならせめて演者を魅力的に撮ってほしいところだけど…池間夏美の輝きが唯一の救いだ。
テレビクオリティのテロップ演出もどうかと思うなあ。河合勇人監督はこの手のぶっ飛びを狙うより、鈴木先生や俺物語!!ぐらい抑制を効かせた方がちょうどよくカラーが出ると思ってます。やるんだったら英勉ぐらい偏執的でしつこく、ひたすら変顔芸にでも振り切ればいいのに。
テレビクオリティのテロップ演出もどうかと思うなあ。河合勇人監督はこの手のぶっ飛びを狙うより、鈴木先生や俺物語!!ぐらい抑制を効かせた方がちょうどよくカラーが出ると思ってます。やるんだったら英勉ぐらい偏執的でしつこく、ひたすら変顔芸にでも振り切ればいいのに。
池間夏海は本当にこんな透明感ある子なんて実在する?と言いたくなる。とにかくマンガの世界から飛び出してきたかのような存在感だ。あまりに「理想的」なのだ。中島健人を見つめる目が常に自然と上目遣いになってしまうような「あざとさ」もある。島崎遥香も地味にうまい。浅川梨奈タイプの振り切り。
個人的にそりゃないだろと思ったのが体操服の衣装。中島健人と中条あやみの似合わなさよ。あえてハズすにしても、もっとやり方あったでしょ。このテンションと内容なら100分の尺で収めるべきだったと思う。演者さえ魅力的に映ってればそれで満足なんだけどなあ。中条あやみちゃんと可愛く撮ってよ。