「モンスターランナー 怪物大戦争」感想
モンスターランナー 怪物大戦争、みた。未体験ゾーンの映画たち2021にて。怪物が見えてしまう孤独な少女と落ちこぼれハンターが世界の運命に立ち向かう。いかにも中華風のカルチャーと怪物の世界観の融合が面白い。作りたい画に予算と演出の技術が追いついてないが、ほどよく楽しめた。途中寝たけど。
主演のジェシー・リーが可愛い。怪物が見えるせいで親に捨てられ、精神病院に入れられてしまった少女を演じているが、この儚さと、いろいろ誤解されてしまいそうな弱さの塩梅がハマっている。ショーン・ユーのハードボイルドなハンターっぷりも良い。紙の怪物もコミカルかつユーモラス。
ただ、怪物の描き方は単調。ラストバトルは「ドクター・ストレンジ」っぽかったけれどもひねりがないので飽きてしまう。冒頭のスーパーでの対雪男戦がいちばん面白かったかもなあ。あと、空間操作されて駐車場でループするパートもギミックに溢れていて楽しかった。演出も稚拙だが、予算さえあれば…。