「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」感想
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密、観た。魔法バトルはメチャ楽しい。ファンタジー映画でひさびさに新鮮な驚きと共に世界が広がっていく感覚があった。物語は「グリンデルバルドが権力を持つとヤバい」以上の情報がないのでハラハラせず。ダンブルドアとの痴話喧嘩で怖さ薄まる。
ダンブルドアが仕込んだ失敗前提の「行き当たりばったり作戦」もだいぶ話を分かりにくくしている。そもそもグリンデルバルドが何をやりたいのかこの映画だけだとボンヤリしている。前作で散々描かれてきたことではあるが。金髪逆立ちジョニデから上品ヤクザのマッツになったことで軸がブレた気も。
ダンブルドアとグリンデルバルドの愛憎入り混じった戦いも十分に魅力的だが、「X-MEN」のプロフェッサーXとマグニートーの対立のように、もっと分厚いフランチャイズもある中でイマイチ力強さを感じなかったのは、単に自分がハリポタに興味ない人間だからなのか。