「梨泰院クラス」全話感想

梨泰院クラス、全話見た。父の因縁の相手に復讐するべく梨泰院から飲食業界の頂点を目指す青年の物語。いや〜、面白かった。ひさびさに終わってから走り切った！って感覚を味わった。復讐劇でありながらしっかり青春。セロイがスアに行くのか、それともイソを好きになるのかもドキドキ。大傑作。

「私の価値は私が決める」が中心テーマであったように思う。信念を貫くセロイ、長家とセロイの板挟みで苦しむスア、親の反対を押し切ってセロイの背中を追うイソ、ヤクザの身で人生を諦めていたスングォン、とある秘密を抱えるヒョニ、ケニア出身でアフリカ人としか見られないトニー。みんな好き。

長家の面々も嫌いになれないのですよ。セコい手を使ってでも敵を潰す悪人ながら身ひとつで財を成したカリスマであるチャン会長、そんな父の重圧に耐えかねてグレていく長男のグンウォン、異母弟として我慢を強いられてきたグンス。特に会長とグンウォンは敵役ながら他に道はあったのではと思わせる。

セロイは酷い目にあっても信念で突き進み続けるので、周りの人が辛くなってしまっている節はあるけど。理解を得られずとも闘いを諦めない姿にやがてみんなついていくようになる。やはり梨泰院クラス結成あたりから格段に面白くなりますね。第15話は超展開で？？だったけど最後は良かった。ロス中です。