愛してるって言っておくね、みた。ことしのアカデミー賞短編アニメ作品賞を獲った作品。余白の多いアニメーションだからこそ、たった12分でこの家族の十何年かの厚みが描けるのだろう。このお話とはあまり関係がないのだが、作品をみて真っ先に浮かんだのはミャンマーで犠牲になった子どもだった。
俺はネットフリックスのあらすじを読んでから見たけど、たしかにまっさらな状態で見た方が面白いかもしれない。ピアノの旋律や、途中でかかる音楽もあまり飾らず、しかし、家族の信条には真摯に寄り添っていて、シンプルなアニメーションを際立たせていたと思う。夏野菜を塩だけ振って炒めるみたいな。