映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「ゴースト/ニューヨークの幻」:ロマンス×ファンタジー×サスペンス

こんにちは。じゅぺです。

今回は「ゴースト/ニューヨークの幻」について。

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「ゴースト/ニューヨークの幻」はデミ・ムーアの代表作として有名です。ボーイッシュな短髪と凛々しい太眉、それでいてあどけなさの残る瞳。とっても可愛らしい。他に見ない顔なんですよね。この映画の勢いも半分はデミ・ムーアの魅力のおかげだと思ってます。

とはいえ、この映画の核となるのは巧みな脚本でしょう。次から次へと迫る危機がもたらすサスペンス、そして、「離れていても想いは通じる」ロマンチックなファンタジー。死者の世界にいるサムが圧倒的なハンデの中で「犯人を捕まえ、恋人を守ることはできるのか」というスリリングなシチュエーションで物語をドライブしつつ、サムの新たな仲間との出会いとか、恋人を喪ったモリーの成長とか、いろんな要素がてんこ盛りの内容になっていて、まったく飽きずにみることができました。サムが出会う地下鉄の大男やインチキ霊媒師、裏切り者の同僚など、サブのキャラクターも個性があって楽しいですね。手に汗握り、最後はホロっと感動してしまう。人気も納得の上質なエンタテイメントでした。ただ、ちょっと天国の描写がいま見ると陳腐でギャグっぽく見えてしまいましたが…。