「そして誰もいなくなった」感想
そして誰もいなくなった、みた。孤島に閉じ込められた10人の男女が、童謡の歌詞の通りに次々殺されていく…。原作未読。一人、また一人と無残な死に方をしに、謎が謎を呼ぶ。それでいてユーモアも忘れない。徐々に候補が絞られていくので、犯人探しの推理も楽しめる。最後はどうかと思うが…傑作!
いきなりロシア人が死ぬのもドキッとさせられるし、屋敷の電気が不安定になり、照明が明滅する中での駆け引きから一気に犯人探しが加速するのもたのしい。毛糸が二階から垂れてきたり、誰かが死んだことに気づくキッカケも、いかにもミステリーって感じでいい。ちゃんとクリスティの原作も読まなきゃ。