「3年目のデビュー」感想
3年目のデビュー、みた。けやき坂46結成から日向坂46の躍進までを追うドキュメンタリー。さまざまな苦難を乗り越えて彼女たちが洗練され、プロのアイドルになっていく様がカッコよかった。それでも悩みや葛藤は尽きないのだろうけど。「青春の馬」のくだりは感動。金村美玖のセンターが見たい…。
けやき坂46の結成から改名デビューまで3年。みんな俺より年下だけど相当濃い時間を過ごしているんだろうなあ。ドキュメンタリーとしては「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」が圧倒的に良かったのでそれと比べるとまあこのぐらいかなとは思う。けやき坂46時代は映像素材が少ないのだろうか…。
全メンバーにスポットライトを当て、これから日向坂46を知る人のために作った構成だからだろうか、少々ダイジェスト的で、全体として一本の芯を見つけることが難しいドキュメンタリーだったと思う。もちろん中心は日向坂46である。ただ映画としてなにを軸としているのか?そこは捨てたんだろうけどね。
俺は秋元康プロデュースアイドルの「試練」を与えて、乗り越える様をリアリティショー風に見せる、あの演出スタイルがあまり好きではない。「悲しみの忘れ方〜」はそこらへんを批評的に描いていた。俺が日向坂46に惹かれるのは、あまりそういう「秋元康」感を前面に出していないからかもと思った。
「青春の馬」のDASADA LIVEの金村美玖のパフォーマンスがすさまじかった。代役以上に、ここで絶対結果を出してやろうという意気込みと闘志がその握りこぶしと目つきに込められていた。映画の中ではほんの一瞬だったけど、すごく印象的で。次のセンター、金村美玖でよろしくお願いします。