スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム、観た。ピーター・パーカーの宿命を描きつつ、しかし、真正面から「若さ」を見つめた映画だ。取り返しのつかない失敗にどう向き合うか。ドラえもん的に登場するストレンジ先生は答えじゃない。本当の答えは自分との対話にしかないのだと背中を押された気がする。
ドクター・オクトパスやグリーン・ゴブリンが登場して、お祭り映画としての楽しさは十分あるのだけど、敢えてそうではない角度、すなわち、「MCU版スパイダーマン三部作」としてこの映画を捉えたいと思う。ストレンジ先生と二人してトニーみたいな失敗をするピーター。良かれと思ってるのに…である。