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さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「この世界の片隅に」第3話 感想:ふたつの「不穏」

こんにちは。じゅぺです。

きょうは「この世界の片隅に」第3話の感想です。

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いよいよすずさんの生活にも戦争の影が忍び寄ります。空襲警報に、町内の消火訓練、延焼を防ぐため、家屋の「間引き」も始まりました。砂糖の配給もストップ。ですが、そんな不穏な空気に反して、すずさんと周平さんの距離は徐々に近づいていきます。言葉数は多くないけれど、互いに相手を思い遣る気持ちは伝わるんですね。寝室でモジモジしながら一緒にいるよろこびを噛みしめるすずさんが可愛いです。ふたりのイチャイチャ、癒されますね。

一方、重苦しい戦争の足跡ともに、すずさんの耳に知りたくなかった事実が入ってきてしまいます。周平さんの「花嫁候補」の話です。これがじつは花街のリンさんなわけですが、彼女を演じる二階堂ふみがとてもよい。僕とほぼ同世代なんですが、大人っぽいですね。このあいだ「ふきげんな過去」の感想でモリー・リングウォルドみたいな顔がいいって話をしましたが、全然違う役を演じています。「ふきげんな過去」の果子とはまったく別人です。女優さんのすごさを実感します。

現代パートについてもすこし触れておきましょう。どうやら榮倉奈々の演じる女の子が介護職だったようで、そこに「現代」のすずさんとの関わりがあるようです。てっきり親戚か何かかと思っていましたが。ちょっぴり謎解き要素も絡んでくるようで、続きが楽しみです。