映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」感想

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ、みた。漠然とした不安と死の匂いを感じながら生きる。絶望は終わらない。なんとなく続く「嫌な予感」。東京の「今」に暮らす人びとの空気感を捉えた作品。主演の二人もいいが、田中哲司の不器用な歩き方がなんだか泣けてしまった。とりあえず死ぬまで生きよう。

アルタ前の交差点に、新宿南口、そして宮下公園。うす汚なくて、田舎臭い東京の一面。見せ方がだいぶ違うとはいえ、新海作品を思い出した。きょうも世界のどこかで誰かが死んでいる。自分も捨て犬みたいに、誰からも目を向けられず、そこらへんでのたれ死ぬんだろうか。都会の孤独感、息苦しさ。