「グッバイ、リチャード!」感想
グッバイ、リチャード!みた。余命半年の大学教授が残りの人生謳歌しようと吹っ切れ…。ベタな題材ながらグッと来てしまうのはジョニー・デップの存在感ゆえ。酸いも甘いも噛み分けた大人の色気よ!久々にコスプレしてない彼を見た。俺が死ぬ時はどんなだろうなあ。みんなに別れを告げられるだろうか。
なかなかなブラックな笑いがぶっ込まれる。第1章のリチャードの追い込まれっぷりはひどすぎて笑ってしまった。これだけシンプルな話でも面白く、そして自分事としてみられるのは、やはりジョニー・デップのワザだよなあ。派手過ぎず、かといって地味過ぎずなオーラ。妻とも最初は熱かったんだろう。
俺はまだ自分の死をリアルなものとして考えていないから、おそらくもっと大人になったとき、初めてここで描かれる奥行きやディテールに気づくんだろうな。あの大学の授業いいですよね。酒飲みながらゼミするの絶対たのしい。ああいう大人に憧れるかはともかく絶対興味わくし話聞きたくなるよ。