映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」感想

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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ、面白かった。羽田空港に出現したガイラの異物感、人を喰らい服だけ吐き捨てる気持ち悪さ、夜の丸の内の戦闘の緊張感など見どころたくさんあった。学者と自衛隊のタッグは「シン・ゴジラ」に繋がるのか。オチは作劇を放棄したとしか思えない強引さだが…。

東宝怪獣映画といえば「白衣の博士と研究所」のイメージだけど、「シン・ゴジラ」はそれが「官僚と首相官邸」に置き換わっていたんだなと気づく。特撮のクオリティは「空の大怪獣 ラドン」がダントツだと思ってたけど、本作も素晴らしい。そこに「居る」不気味さは着ぐるみ特撮ならでは。

昭和の特撮の着ぐるみの妙な生々しさ、独特だよなあと思う。獣臭さが漂ってくるようだ。「ゴジラ」シリーズに比べると怪獣のサイズがハンパなので、どちらかというと害虫駆除作戦って感じ。このリアリティはやはり「シン・ゴジラ」に継承されてるんじゃないかなあ。