「望み」感想
望み、面白かった。行方不明の息子にリンチ殺人の嫌疑が掛けられた家族。息子は加害者か、被害者か。絶対に犯人ではないと信じる父と、加害者でいいから生きていててほしいと願う母。こういうサスペンスを定期的に見たい。野木亜紀子が一話完結ドラマで書いてそう。エンディングで脳内に感電が響いた。
「MIU404」や「アンナチュラル」向きのお話だなって、わりと本気で思ってる。ここでトランペットのイントロ入ったら気持ちいいだろうなってポイント、3個ぐらいあった。連ドラの1エピソードでこれが出てきたら大絶賛されただろう。もちろん映画としてもふつうに面白い。少々大仰なところはあるが。
堤真一の演技がちょいコッテリ味付けだったけど、石田ゆり子はよかった。最初あまり母親の思考回路が理解できなかった(「じゃあ規士が死んでてもいいってこと!?」って急に怒ったり、軽率に週刊誌の記者と連絡とったり)けど、それもまた彼女なりの覚悟であり、息子への愛なのだと。
清原果耶が珍しく明るくて普通の女の子だと思ったら、やっぱり不幸な目に遭う笑 彼女の泣きの演技が一切ない作品って、これまであったかな…。それだけ人間のマイナスな感情の表現に長けているということだけど。松田翔太演じる記者の立ち回りがなかなか意外で面白かった。相変わらずのジョーカー感。
清原果耶が珍しく明るくて普通の女の子だと思ったら、やっぱり不幸な目に遭う笑 彼女の泣きの演技が一切ない作品って、これまであったかな…。それだけ人間のマイナスな感情の表現に長けているということだけど。松田翔太演じる記者の立ち回りがなかなか意外で面白かった。相変わらずのジョーカー感。