「ホワッツ・イン・ザ・シェッド」感想
ホワッツ・イン・ザ・シェッド、みた。未体験ゾーンの映画たち2021にて。裏庭の納屋から怪しい声が聞こえてくる。番犬、おじいちゃん…様子を見に行った者がどんどん消えて行き…。ホラー映画あるあるのパッチワークのような映画だが、見えない敵とのバトルが楽しい。でも、警察に電話しろよ!
田舎でくすぶるいじめられっ子、ヤンキーに取られた元カノ(可愛くない)、高圧的な大人…とかなり定型的な話。納屋の中に何が居るのかは冒頭で明かされてしまう。個人的には隠した方が主人公のスタンと同じ目線に立てて面白かったんじゃないかな…と思う(サプライズにするほどの内容でもないが)。
「ミザリー」や「ファイナル・デスティネーション」のような例は多々あれど、主人公が男性のホラー映画って、割合としてはそれほど多くない印象。バケモノが納屋に閉じ込められているせいか、基本的にスタンのびっくりシーンがほぼ全て「夢」のパートという…。よく考えると変な映画かもしれない。
ものすごくノイズだったのが、同じシークエンスなのに明らかにカットによって陽の光の角度が違っていて、別の時間帯に撮っているのがバレバレなこと。日が沈みかけた夕日なのかと思ったら、次のカットで昼間になっていたり。せめて照明とカラーグレーディングは調整してくれ。いくら低予算とはいえ。