「オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険」感想
オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険、みた。EUフィルムデーズ2021にて。いやぁ、旅っていいな〜。「地球は広い」とは云うけれど、自分の足でユーラシア大陸をわたった人の記録を見て、改めてこの星の豊かさに驚かされる。旅先の人がみんな優しい。それだけで泣きそうになった。
ヨーロッパのパートが冒頭10分であっさり終わったのは、ほとんど波乱なく終わったからなんだろうな笑 カザフスタンのステップや、オーストラリアのナラボー平原は相当過酷そうだった。一週間以上、40度の道をまっすぐ走り続けるのはもはや苦行だろう。しかし、すぐ傍にラクダが歩いてるのは楽しそう。
ビンラディンが暗殺された場所や、「聖者たちの食卓」の舞台になったハリマンディル・サーヒブといったスポットも登場する。助けてくれたトラックの運転手が結婚式に招いてくれたり、「警護だ」と言って付きまとう警察官がじつは本当にいい人で、パーティーを開いてくれたり。出会う人みんな優しい。
この地球には、いまこの瞬間、俺の知らない場所で、俺の知らない人たちが、いつもの日常を過ごしている。その豊かさに改めて気づき、どうしようもなく感動してしまった。旅ってすばらしい。気兼ねなく世界中のひとが交流する景色はもはや「懐かしい」けれど、いつかまた戻ってきたら俺も旅に行きたい。