「おいしい給食 Season2」全話感想

おいしい給食 Season2、全話見た。いやぁ、おもしろかった。甘利田先生の給食愛はもはや狂人の域だが、転任先で再会した神野もパワーアップ。彼らを見守る学年主任の変化も好き。なにより配膳の時間の多幸感！みんなでごはん食べるってやっぱり楽しいんですよ。コロナ禍でより一層魅力が増したドラマ。

甘利田先生、もはや好きすぎて給食に話しかけたりコッペパンに頬ずりしたりしている。「なんで周りの生徒は突っ込まないんだよ！」と思ってたら、中盤、じつはみんなわかっててスルーしてたという衝撃の事実が判明。シュールすぎる。第一話は成長した神野＝佐藤大志くんが出てきてちょっと感動。

劇場版から引き続き教育委員会の鏑木が登場し、甘利田先生の妨害を試みる。Season1と同じことをしても仕方ないのでツイストを加えたのだろうが、正直、そんなに響く展開ではない。このドラマにおいていちばんキュートなのは「給食のおばちゃん」のいとうまいこだ。甘利田先生を完全に子ども扱い笑

土村芳は「本気のしるし」のイメージが強かったが、今回は少し気の強そうな（しかし、本当はプレッシャーで弱っている）学年主任を演じていて、彼女の新しい魅力を知れた気がした。声がいいんですね。駄菓子屋の木野花はコミカルな世界観にしれっと馴染んでいてさすが。

なにより「給食の豊かさ」「給食の楽しさ」を前面に押し出している。みんなでごはんを食べる。いまになって振り返ると、なかなかない機会。大人はお酒がないと机を囲って他人とごはんなんてできませんからね。名もなき生徒たちもすごくいい演技してる。特に皆川役の山崎玲奈は今後に注目だろう。