「SING/シング:ネクストステージ」感想
SING/シング:ネクストステージ、観た。嘘つきコアラがまたも問題を起こすが、もはや仲間たちはそんな彼に怒るでもなく、ひたむきにステージに向き合う。イルミネーション作品は他にないモダンでポップな世界観が楽しい。それでいてどこかセクシーな魅力も。このセンスを浴びれる子どもが羨ましい。
ただカッコいいだけじゃなくて色気がある。バスター・ムーンのホラ吹きっぷりは相変わらずだが、とりあえず人に頼らず自分で対応するし(今回はアッシュにだいぶ救われているが…)、なんとなく憎めない。たぶん見た目がコアラだから。しかし、どの動物もしっかり「人間的魅力」に溢れている。
今回は仲間たちが一緒に力を合わせるのではなく、それぞれがステージに立つにあたって乗り越えるべき壁と戦うドラマになっている。各エピソードの強度は一作目に劣るが、とにかく見せ方がうまい。「bad guy」の潜入シーンはブチ上がったなあ。キメるところでちゃんとキメる。一切のスカしがない。
ヌーシーまわりは全部よかったな。かわいい。登場シーンもオシャレだし、アルフォンゾとの練習も楽しいですよね。ゴリゴリにヒップホップ流すセンスは同じユニバーサル配給の「ワイルド・スピード」シリーズに通じるものがある。しかし、それをアニメでやるのがいい。