映画狂凡人

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

「ポッピンQ」:これは誰に向けて作っているのだろう?

こんにちは。じゅぺです。

今回は「ポッピンQ」について。

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「ポッピンQ」は東映アニメーション60周年を記念して制作された作品です。残念ながら批評的にも興行的にも大失敗しました。

はっきりいてあまりおもしろい作品ではありませんでした。世界の危機、ダンス、卒業、可愛らしいマスコットキャラクター…どこかで見たような設定ばかりです。たびたび映画やドラマの劇中で幼児が見ている「プリキュアっぽい少女アニメ」っぽい合成感と嘘臭さがあります。一つ一つの要素が悪いとは思いません。それぞれがまとまることなく、表層的な「それっぽさ」にしかなっていないのが問題です。軸がないんですよね。インタビュー等をあさってみると、このカオスはある程度狙って作られたもののようですが、僕にはあまり響きませんでした。本作の評判の悪さをみると、それほど作品の面白さには貢献していないように思えます。

なにより、誰にむけて作ったかわからない内容になっているのが残念です。テーマも結論も全て言葉で説明してしまうし、マスコットキャラクターのデザインは子どもっぽいしで、主人公たちと同じ中学生の層に向けた作品にも思えない。かといって幼児が見るかというと、たぶん彼らはプリキュアの方に興味を持つでしょう。「ポッピンQ」という不思議なタイトルも、今回のトップ画に選んだキービジュアルも、好奇心をくすぐられるし素晴らしいと思うのですが、残念ながら中身はついてこなかったという印象です。