映画狂凡人(映画感想ツイート倉庫)

さいきん見た映画の感想を書いています。ネタバレありなので未見の方は注意してください。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「キングコング」感想(ツイッターより再掲)

キングコング、みた。大傑作。髑髏島で撮影隊が出会ったのは、野蛮な原住民と古代の恐竜、そして巨大なコング。首長竜が暴れ出してから映画はノンストップ!惜しみなく登場するモンスターは本能のまま目につく人間たちを殺しまくる。最後はエンパイアステー…

「みじかくも美しく燃え」感想(ツイッターより再掲)

みじかくも美しく燃え、みた。脱走兵と踊り子の儚い逃避行を描く。美しい緑の草原にたたずむ金髪の美少女と、春の朗らかな日の光。モーツァルトの旋律が、彼女たちの破滅的な恋愛を優しく包み込む…。結末は分かっていても、人は時に目の前にちらつく夢を追い…

「ペット・セメタリー」感想(ツイッターより再掲)

ペット・セメタリー、みた。田舎町に引っ越してきた幸せな一家。その裏山にはペット霊園があって…。冒頭から不穏な道を駆け抜けるトラック!そこからずるずると地獄に引きずり込まれていく。死を受け止めきれなくなってしまった医師の狂気。一線を超えてしま…

「ホットギミック ガールミーツボーイ」感想(ツイッターより再掲)

ホットギミック ガールミーツボーイ、みた。3人の男のあいだで揺れ動く初の心を繊細かつ大胆にスケッチしていく。私なんてバカで、愚かで、空っぽなのかもしれない。けど、私の身体は私のもの。選ばれるのを待ってなんかいられない。女の子の独立宣言!荒れ…

「或る夜の出来事」感想(ツイッターより再掲)

或る夜の出来事、みた。大傑作。家出した銀行家の一人娘と失業中の記者の道中劇。お互い悪口を浴びせながらどんどん距離を詰めていくのがキュート。素直じゃないなあ。ヒッチハイクのくだりは爆笑。なんでも会話内容を歌にして熱唱するおっさんが好き。カー…

「火口のふたり」感想(ツイッターより再掲)

火口のふたり、大傑作。久々に再会した賢治と直子。身体に刻まれたあの頃の記憶が、ふたりを刹那の欲動に誘う。震災後の生と性。負い目に負い目を塗り重ね、あした急に終わらないとは言いきれない世界を生きる。腹が減ったら飯を食い、疼けばその場で交じり…

「女神の見えざる手」感想(ツイッターより再掲)

女神の見えざる手、みた。銃規制強化法案を通すべく暗躍するロビイストを描く。ジェシカ・チャステインの圧の強さ!目つきからイスの座り方に至るまで、この世界で魑魅魍魎と相対してきたプロのオーラに満ちている。あまりに用意周到な作戦には仰天だったが…

「COLD WAR あの歌、2つの心」感想(ツイッターより再掲)

COLD WAR あの歌、2つの心、みた。超絶大傑作。祖国を追われた音楽家と歌手の愛を描く。離れては相手を求め、また離れ…。この人のいない人生なんて美しくない。終わりなき男女の不条理。モノクロ表現の甘美さよ!ふりかえれば美しい記憶だけが強く脳裏にこび…

「鏡」感想(ツイッターより再掲)

鏡、みた。はっきりとしたストーリーはない。次々に挿入されるイメージから浮かび上がる、家族の記憶とロシアの歴史。正直、感覚的かつ抽象的な映像はかなり難解だったが、自在に形を変える水や火、瑞々しい木々や大地を冷たく吹く風、その光や音に五感を刺…

「新聞記者」感想(ツイッターより再掲)

新聞記者、みた。国家に忠誠を誓う官僚と、真実を追い求める若手記者。現政権の数々の不祥事に着想を得たポリティカルスリラー。隠ぺい、圧力、公文書の改ざん….すべて現実でも起きている出来事。権力の犬として安寧を得れば満足か?子どもに誇りをもってこ…

「僕の村は戦場だった」感想(ツイッターより再掲)

僕の村は戦場だった、みた。ナチスにより両親を奪われ、復讐に燃える少年の物語。思わず目を背けたくなる過酷な運命。しかし、語り口はじつに厳格。光はときに優しく、ときに乱暴に世界を照らし、水は生と死の境をへだてる。寄りの絵が多いが、その分だけ力…

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」感想(ツイッターより再掲)

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス、みた。トニ・モリスンは「図書館は民主主義の柱」と言った。図書館は単なる巨大な書庫ではない。すべての市民に開かれ、社会の透明性を確保し、マイノリティには手を差し伸べ、善く生きるためのあらゆるすべを与え…

「ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋」感想男はつらいよ 寅次郎子守唄、みた。旅先で男に赤ん坊を押し付けられた寅さんが柴又に帰ってくる。マドンナの前でだけ子ども好きのフリをする、そのあまりの勝手さに笑ってしまう。相変わらずいい加減な男だが、そんな彼を支えるとらやのみんなの優しさに心打たれるのだ。最後の寅さんの笑顔が美し

ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋、みた。細々とした人形と装飾が可愛らしくもあり、そして、気持ち悪くもある。チマチマした動きが、意思のない昆虫を見ているようで…悪夢を見ているかのよう。箱の中のタランチュラを触覚で当てようとするシーンで笑った。…

「人工の夜景 欲望果てしなき者ども」感想男はつらいよ 寅次郎子守唄、みた。旅先で男に赤ん坊を押し付けられた寅さんが柴又に帰ってくる。マドンナの前でだけ子ども好きのフリをする、そのあまりの勝手さに笑ってしまう。相変わらずいい加減な男だが、そんな彼を支えるとらやのみんなの優しさに心打たれるのだ。最後の寅さんの笑顔が美し

人工の夜景 欲望果てしなき者ども、みた。Gyaoで配信終わる前にと鑑賞。ほこりっぽい映像と音に浸る。がらんどうの駅の様子は旧共産圏的なハコモノ感と空虚さを感じる。それをこのちっぽけな人形劇で見せるのだからすごい。ぼーっと見ていたので、最初から最…

「名探偵コナン 業火の向日葵」感想(ツイッターより再掲)

名探偵コナン 業火の向日葵、みた。ゴッホの名画「ひまわり」をめぐる大事件を描く。コナンくんの超絶体力と鈴木財閥の財力にビビる。サッカーボールがぷかぷか湖に浮かぶ絵はなかなかシュール。「相棒」っぽいトリックとネタばらしだな〜と思ったら、メイン…